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十月五日は達磨忌です

十月五日は、達磨忌といって、中国禅宗の開祖とされる達磨大師のご命日です。 
達磨大師はお釈迦様から数えて28代目に当たります。
この日には達磨大師の遺徳を偲び、多くの禅宗寺院において法要が営まれます。

皆さんがご存じの縁起物の「だるま」は達磨大師が赤い衣(緋色の法衣)をまとい坐禅をしている姿を模したものです。
達磨大師は洛陽の東にある嵩山の少林寺で壁に向かって9年間の坐禅を行い、悟りを開かれました。
この「面壁九年」の故事にちなみ、玩具としての「だるま」の人形ができたと言われています。


達磨大師の二入四行論という教えに称法行(しょうぼうぎょう)というものがございます。
称法行とは仏法に従い六波羅蜜を行うことであり、
六波羅蜜とは布施、持戒、忍辱、精進、禅定、知慧からなる六種の修行のことです。
自分が持つ物や知識を分かち合い、良い習慣を身につけ多少のことは耐え忍ぶ。
日々精進し、心を静かに調え、正しくものを見て行くことです。 

現代に生きる人々の心に深くささる教えです。
自分さえよければということではなくお互いに思いやる心を実践することが大事なことだと思います。

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